姫路市立山陽中学:制服の標準をスラックスに。
2020/10/01
姫路市立山陽中学:制服の標準をスラックスに。
ジェンダー問題と切り離せないことのひとつが、制服です。決められたものを着なければならない。特に小学生・中学生・高校性という、多感な時期に自分の気持ちに合わないものを着ることは辛いことだと思います。また、制服が理由で不登校になってしまう場合もあります。
男子はスラックス、女子はスカート、というのは、昭和の話なのかもしれません。社会人の女性も私服としてパンツを選ぶことが多くなりました。それなのに、学校では女子はスカートのみというのは、少し矛盾も感じます。
今回のニュースは、制服の標準をスラックスにするという、全国的にも珍しい事例です。もちろんスカートを選ぶこともできます。
これまでは、標準はスカートで、スラックスを選ぶことができるというニュースはありましたが、「標準がスラックスでスカートも選ぶことができる」という点がこれまでと違う点です。
“当事者である中学生からは「男女ともにズボンにしてくれたら、足も寒くないし、統一感がある」との意見が多かった”
という機能性からの選択もあるようです。
校長からは、
“「男らしい、女らしいというよりも自分らしく生きる社会に変化してきた」”という言葉が出ています。
制服が理由で不登校になってしまっている人たちがいるなら、このような制度をもっと進めていただけたらと思います。
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記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)