二酸化炭素排出量が前年よりも17%ダウン。ロックダウンで見えた環境の変化
2020/05/28
二酸化炭素排出量が前年よりも17%ダウン。ロックダウンで見えた環境の変化
やはり人は便利に慣れすぎているのだろうか? いや、問いかけるまでもなく日々、便利な生活に慣れていってしまっています。散歩やジョギングをする人が増えていますが、通勤や旅行には車や公共交通機関を使っています。また、それらを使わないと移動できない距離を行動範囲として生活することが当たり前になっています。
ロックダウンなど二度と起きてほしくはないことですが、そのことで見えたことがあるというニュースがありました。それは、二酸化炭素排出量が前年比マイナス17%という数字です。
1日の平均排出量が2006年の排出量まで戻ったのです。つまり14年で17%増えていたことになります。
この数字を見て人間が考えることは、移動を減らすことではなく移動する方法を変えていくことではないでしょうか? 環境を守るためにできることを真剣に考えるきっかけになるのではないでしょうか?
毎年約1%ずつ増えている二酸化炭素排出量。ゼロにすることはできません。しかし、増やさないための努力をすること。それが、持続可能な社会を作ることです。
目標7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標11. 住み続けられるまちづくりを
目標13. 気象変動に具体的な対策を
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記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)