エコアルフ:海底から引き揚げられた「プラスチックごみ」を洋服やスニーカーに

2020/05/30

エコアルフ:海底から引き揚げられた「プラスチックごみ」を洋服やスニーカーに

5月30日、本日は「ごみゼロ」の日です。海のプラスチックゴミ問題は私たちにとって大きな課題です。ただ、今はコロナ禍で使い捨てのものを選びがち。しかし、洗って繰り返し使うもの、使うことに社会的意義のあるものを選んでいきたい時代です。まさにエシカル消費。しかし、この言葉も、まだまだ浸透するには至っていません。

3月に日本に上陸したエコアルフは、

“リサイクル素材や環境負荷の少ない素材を使った、スペイン発のアパレルブランドだ。ペットボトルやタイヤ、漁に使う漁網などの廃棄物から作るリサイクルファブリックを独自に研究開発し、それらを使用したアパレルや雑貨を製造・販売している。”

という企業。

目標12. つくる責任つかう責任 です。

エコアルフは、「UPCYCLING THE OCEANS」という取り組みを行っています。これは、漁師と協力のうえ漁で引き揚げられたプラごみ回収し、繊維にしたうえで衣服として販売するという流れです。

商品はすばらしく綺麗で素敵です。ファストファッションのような安価で提供することは難しいですが、以下の数字を見るとこのままで良いとは思えません。

“国連によると、世界の工業汚染水の20%、温室効果ガスの8%がファッション業界によるものだという。”

正直、ファッション業界がここまでの数字だとは思いませんでした。身に付けるモノの選び方を真剣に考えていく時代になっています。

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記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)