マスクで過ごす生活:アメリカの高校生が考えた口元透明マスクと、帯広市で使われているマスク
2020/06/14
マスクで過ごす生活:アメリカの高校生が考えた口元透明マスクと、帯広市で使われているマスク
耳が不自由な方の会話は、聴覚に障害がある方には、唇の動きが大切です。いつからかマスクをする人が増えた日本。そして、コロナ禍で誰もがマスクをするようになりました。マスクをすることで自分を守ることが今は必要です。
しかし、耳が不自由な方は、唇の動きで言葉を理解される方もいます。また、表情も言葉を理解するために大切なことだそうです。マスクをすることで、口元や表情が見えづらくなり、苦労をされていること。
SDGsでは、
目標3. すべての人に健康と福祉を
目標10. 人や国の不平等をなくそう
になります。
そこで、アメリカの高校生が考えたのが、口元が透明のマスク。ご自身が耳にが不自由をいうことで作りだしたものです。また、帯広市では、masclearという、口元見える透明マスクで業務を行っています。
コロナの影響で、不自由は生活を強いられている人が多いですが、障害をお持ちの方は、より不自由な思いをされている可能性があります。それは、当事者でないと分からないこともあります。
アメリカの高校生は、自身が耳が不自由だったことがきっかけで作ったとのこと。マスクと共に生活する日々を、誰もが同じように暮らせる方法を考えていくことこそ、今必要なことです。
関連記事
・【現場から、新型コロナ危機】米の女子高校生が作った「口元透明マスク」(YouTube)
・口元見える透明マスクで業務 聴覚に障害がある人へ配慮 帯広市
・聴覚障害者 マスクが意思疎通の壁に
記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)