2050年には海には魚よりプラスチックごみが……。実際に魚が食べてしまっているもの
2020/07/29
2050年には海には魚よりプラスチックごみが……。実際に魚が食べてしまっているもの
7月1日からレジ袋の有料化が始まり約1ヶ月が経ちました。エコバック持参の方、敢えて購入される方など、それぞれの方法を決められた方もいらっしゃると思います。
レジ袋は、海洋プラスチックごみとしての割合が低いことを以前書かせていただきましたが、
少ないと言えど実際、深海魚の身体のなかから、ビニールが出てきているというニュースです。
深海魚が食べてしまうということは、袋が水面に浮いている状態ではなく、何かが絡まって重くなり海底に沈んでいるようです。ゆらゆら揺れているビニールは、クラゲのようにも見えるのかもしれません。
そして、マイクロプラスチックは回収が難しいということもあります。
私たちが生きていくために食べる魚。もし、自分が釣った魚を下ろした時に、マイクロプラスチックが出てきたらと考えると怖くなります。
このままでは2050年には魚の量を海に漂うプラスチックごみが勝ると言われています。遠いこと、他人事と考えている場合ではありません。
魚の生態を知ってもらうために、
東海大学では、ミズウオの解剖を一般の人に見てもらう活動を行っていますが、今年はコロナ禍でできていないとのこと。
自分一人くらいなら大丈夫だろうは、プラスチックごみ問題にもコロナ禍にもあってはならない共通の問題です。
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記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)