子供の貧困状態は、他国のことではない。格差時代が生む日本の子供たちへの影響

2020/08/03

子供の貧困状態は、他国のことではない。格差時代が生む日本の子供たちへの影響

コロナの影響で自由に過ごせない子供たち。大人でもストレスが溜まる状態ですので、子供には、より強いストレスがかかっていると思われます。そして、子供たちはそれをストレスだと知ることができません。自分が悪いと思ってしまったり、他の子に当たってしまったりする可能性もあります。無意識に、大人になっても消えないトラウマになることさえあるかもしれません。

休校や夏休みの短縮は、子供たちに辛い思いをさせています。そして、そんななかこの記事を読み、辛い思いをしている子供たちの中には貧困状態にある子供が多くいることを知りました。

確かに、一人親が以前より増えています。シングルマザーという言葉は以前はなかった言葉です。一人で夜を過ごす子供たち。一人で食事を取る子供たちが日本にもたくさんいるということです。7人に1人という数字を見て驚きました。コロナ禍で虐待のニュースも増えたように思います。

1970年代は、一億総中流という言葉があり、国民の大多数が中流階級だと考える意識がありました。しかし、今は格差の時代。それは、子供たちの生活や教育にも大きく影響しています。海外への支援も大切ですが、日本の子供たちを守ることも私たちは考えなければなりません。

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記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)