地方女子の流出。それは給与だけの問題なのか? 求める職種がない場合、女性は地方から流出する。行先は都心が多いが、都心とは限らない。164
2025/07/14

こんにちは。伊藤緑です。
選挙前ということで、このような記事が出ています。
地方で活躍できない女性が流出、男女不均衡から婚姻率と出生率が低下…「静かなる有事」に自治体危機感
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250712-OYT1T50104/
地方から優秀な女性が流出するという話は、最近の話ではなく、ずいぶん前から言われていることです。
茨城県の農産物PRをしていたときにも県庁の方から聞かれました。このPRは、首都圏に移った茨城出身の女性が集まったコミュニティで行っていたので、リアルな声をお伝えしました。
そこには給与だけではない、職種の問題も。やりたい仕事が地方にはない。だから、首都圏に移る。そして、結婚出産に対する圧力あるようです。
時給が2000円になっても、解決しない問題はあります。
昨年、地方女子プロジェクトの山本蓮さんとお話ししました。その後も活動を続けられており、2025年3月31日には、官邸で車座対談もされています。
「若者・女性にも選ばれる地方」に関する車座
~地方女子の本音を聴く~
https://www.cao.go.jp/minister/2411_j_mihara/photo/2025_012.html
50代世代にとっては、我慢があってもそうせざると割り切った人もいるでしょう。しかし、女性活躍を謳う今、割り切らないことを選択するハードルが下がったともいえます。
正直、女性と一括りにするのも変な話で、ありたい自分が明確な人が、動ける環境を作ることなのかもしれない。そして、これは男性・女性を問わない問題でもあるのです。
広報PR・SDGsライター:伊藤緑

