「こだわりすぎ」でビジネスの可能性をつぶしていないか? 会員制のマイナス面 068

2025/04/09

こんにちは。伊藤緑です。
朝から対面でのイベントに出たら、帰ってきたら夕方になっていました。以前は、これが当たり前でしたね。オンラインMtgが増えて、一日に6Mtgとか当たり前になって、これは正しいのか? 間違っているのか? 悩みます。

本日は、「続けてきたことを変える」というニュースです。
仕事をするうえでの「こだわり」は大切ですが、「こだわりすぎ」はマイナスになるかもしれません。

私が会社員だった頃、会社で千趣会に入って、会社に毎月届くモノを楽しみにしていました。それは、レシピ本だったり、アルバムだったり、ハンカチだったり、絵本だったり。
会社に届くので、支払いは給与天引きでした。
調べてみたら、ここから始まっているようです。

OLが欲しい!と思う商品を
1954年、直接銀行など企業に出向き、勤務している人にこけしを販売する「こけしの頒布会」を開始。千趣会の社名は当時の仕入れ先である「こけし千体趣味蒐集の会」に由来しています。ただチラシを配るだけではなく実際に商品を持っていき、説明し販売していました。
引用:「千趣会の歩み」より

千趣会の歩み – 企業情報|ウーマンスマイルカンパニー 千趣会
https://www.senshukai.co.jp/main/top/about/history.html

会社員のときは意識していませんでしたが、これは「会員に売る」という囲い込みですね。

48歳の社長が、そのやり方を変えると話しています。
「会員化にこだわりすぎていた」。

●「ベルメゾン」の千趣会、3年連続赤字・購入会員数6割減…48歳新社長「再生計画」語る
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20250408-OYO1T50007/

会員に売る。会員として囲い込むのは、ビジネスのひとつの方法ですが、今の人たちは囲い込まれることを嫌うかもしれません。
いろんなモノをつまみたい。そんな気持ちがあるのではないでしょうか?

ビジネスの行ううえでも、ひとつの集まりだけで行っていると販売先も考え方も偏ります。複数の場所に自分のお客様を持つことが、大切だと思います。

広報PRの仕事である、メディアで紹介されることは、まさに多方面に情報を発信すること。狭い世界からの脱出するきっかけにもなります。

広報PR・SDGsライター:伊藤緑