会社の評価は、社員の笑顔ではなく、社員のプライバシーを守ること。067

2025/04/08

こんにちは。伊藤緑です。
昨日から学校が始まった方も多いですね。新学期!
私は、来週月曜日から講義です。22年目の専門学校講師が始まります。
準備しなくちゃ。

本日は、「去年と同じことが評価されるわけではない」というニュースです。
入社式の新入社員の笑顔写真。これは「この会社って素敵!」と思う一枚かもしれません。
しかし、今年はそれより評価されたのが、新入社員の顔を隠した写真。
笑顔<プライバシー
となった年です。

去年までは、
笑顔>プライバシー
だったかもしれません。
しかし、今年はもう違う。これを見誤っていけないのが、広報担当者です。

新入社員の顔「すみっコぐらし」で隠したSNS投稿が話題 仕事で「顔出し」広まる時代、個人の意思に配慮した姿勢に絶賛の声
https://www.bengo4.com/c_23/n_18656/

──サンエックスでは、新入社員だけではなく、ほかの社員も望めば顔出しせずに働くことができるのでしょうか。
個人の意思を尊重するようにしています。取材依頼を受けた際など、強制はせずに確認するようにしています。
記事から引用

かつて写真は、思い出でした。
しかし今は、発信のために撮影されるものになりました。
個人のものから、不特定多数のものに変わったのです。

皮肉なことに、個人情報保護法(2003年5月制定、2005年4月全面施行)が始まり個人が自分の情報を意識するようになった時期に、カメラ付き携帯電話という、誰もがいつでも撮影できる状況を持つ時代になりました。
※初めてカメラ付き携帯が発売されたのは、1999年9月。
顔は肖像権で守られるいるものです。
広報担当者は、どんな場所でも、写る(映る)人の意思確認と写り(映り)こみに一番に考えるべきです。
許可を取らずに、撮る権利だ誰にもないのですから。

広報PR・SDGsライター:伊藤緑