代表会見。会社として・個人としてのジェンダーに対する意識。「女性初」という言葉。056

2025/03/28

みなさん。こんにちは。
昨日、「よーじや」のブランドロゴの変更について書きましたが、マルハニチロが社名変更というニュースが出ましたね。社名についての関連記事も出ているので、ぜひチェックしてくださいね。

さて、プレスリリースのキーワードの鉄板「〇〇初」。ただ、個人的にとてもモヤっているのが「女性初」。
もちろん、広報担当者であれば使う。しかし、「女性初」を目にするたび、こんなにも女性ができなかったことがあるのか? と思います。

昨日のニュースにも「女性初」がありました。複数のメディアが取り上げていますが、個人的に河合副頭取の言葉が肝だと思うので、高知さんさんテレビのものを。

高知銀行頭取就任が内定した河合 祐子 副頭取:
「女性が頭取になるということについてどうかという質問が早くなくなるといいなと思っている。ぜひ女性ではないところで見ていただけるといいなというふうに個人的には思っております」

高知銀行頭取に河合祐子氏 女性頭取は《地方銀行で初》【高知】
https://www.sunsuntv.co.jp/news/2025/03/2754227

会見で記者から女性初の頭取就任について問われると、「女性かどうかで評価されることがなくなってほしい」と切り返しました。

地銀初の《女性頭取》誕生・高知銀行の河合祐子副頭取が頭取に昇格
https://www.fnn.jp/articles/-/849096

「女性初」であることへの質問に対しての回答です。
代表の会見は、会社の会見です。そして、会社の姿勢です。個人の発言であっても、世の中からは会社の意見だと思われます。そして、今回はジェンダーへの意識も入っています。
この言葉、個人的に絶賛です。

以前から、「女性支援」という言葉がなくなることが一番だよな、と思っています。女性を支援するという言葉がなくても、そうなっている世界。まだまだこの言葉は必要そうですが。

代表会見の裏では、広報担当者が動いています。会見の段取り・メディアへの配信・代表が語ること・その後の取材。会見には広報のすべてが詰まっています。

広報PR・SDGsライター:伊藤緑