3.すべての人に健康と福祉を。私たちが良い睡眠をとることは、SDGsなんだ!

2021/01/29

3.すべての人に健康と福祉を。私たちが良い睡眠をとることは、SDGsなんだ!

良い眠りは健康に繋がる。SDGsは個人が健康に生きることから始まる。

SDGsはどんなことか分からない、何をすれば良いか分からない、という方もいらっしゃると思います。今日は、もっとも身近にあるのではと思う睡眠について書かせていただきたいと思います。SDGsに関することを調べているなかで、気づいたのが、自分の睡眠環境を整えることも立派なSDGsであるということです。これは、“3. すべての人に健康と福祉を”にあたります。

日本人の5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と言われています。眠ることは健康のために必要なこと。約20%の人が問題を抱えているのはとても大きなことです。“3. すべての人に健康と福祉を”には、満足な睡眠をとり健康に過ごすことも含まれます。そして、それは誰もが、毎日向き合うことです。

そこで、睡眠の問題について調べてみました。睡眠障害で調べてみると、大きく8つに分けることができるようです。難しい言葉が使われていたので、分かりやすい表現を探しました。

不眠症(寝つきが悪い・深く寝た気がしない・夜中に頻繁に目を覚ます・起床したい時間よりも2時間以上前に目をさまし、再入眠できない)
睡眠関連呼吸障害群(睡眠中に異常な呼吸を示す病態)
中枢性過眠症群(日中に過度の眠気をきたす疾患/ナルコレプシー)
概日リズム睡眠障害群(昼夜のサイクルと体内時計のリズムが合わないため、1日の中で社会的に要求される、あるいは自ら望む時間帯に睡眠をとることができず、活動に困難をきたすような睡眠障害)
睡眠時随伴症群(睡眠中に突然歩いたり大声を出したり、食べたり暴れたりといった異常な行動をしてしまうこと/パラソムニア)
睡眠関連運動障害群(むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群、RLS)、周期性四肢運動障害(PLMD)など)
弧発性の諸症状(孤発性は、病気が散発的に起こること。家族には遺伝しないということを意味する)
その他の睡眠障害

私は子どもの頃、ひどい不眠症で眠れなくて泣いて泣いて、泣き疲れて朝方に眠ったということがよくあります。「世の中で一番難しいことは眠ること」と言っていた時期もあります。子どもらしくないですが……。旅行先で眠れないことが多く(旅行先の夜は子どもにとってとても怖いものです)、旅行には行きたいけれど、怖いとも思っていました。理由は夜が怖かったことだと思います。旅先での不眠は20代まで続きました。友人たちと話していたくても、その後眠れなくなると考えると不安でたまらなかった。そう考えると、健康的ではなかったと思います。

そして、年を重ねて起こる夜中のトイレも睡眠の障害になります。
夜中にトイレに行く人が気を付けたい6つの事 ノンレム睡眠は加齢とともに浅くなっていく

寝具メーカーや眠りに関わるメーカーが行うソフト面でのSDGs

SDGsと睡眠に関係があると知り、寝具や眠りに関わるメーカーのソフト面でのSDGs活動について調べてみました。寝具メーカーはとても多くあるので、すべを調べられたわけではないのですが、羽毛の再利用などの環境に関するリサイクルを行っている企業が多いようです。また、寝具を寄付していたり、睡眠環境アドバイザーの育成を行っていたりします。そして、睡眠に関するソフト面での活動を行っている企業を探してみました。ほんの一部の紹介ですが。入眠できないことは本当に辛いこと。それを相談できる場を提供することは身近なSDGsだと感じています。

☆西川グループ
ねむりの相談所|西川公式サイト
konemuri(こねむり)おひるね用ピロー|ふとんなどの寝具なら西川公式サイト

☆株式会社篠原化学
WEBメディア『快眠タイムズ』

☆眠りのプロショップSawada(株式会社沢田商店)
WEB快眠カウンセリングによる寝具選びのご相談
快眠カウンセリング専門店「夢匠庵」

このように、睡眠相談を行っている企業が多いようです。もちろん、睡眠に特化した病院もありますが、毎日の寝具と身体の相性は人それぞれ。自分にあった寝具探しも大切なことです。それを手助けしてくれる場は必要になっていると感じます。

また、入眠には入浴も関わると言われています。入浴剤メーカーも良い睡眠に繋げるお風呂の入り方をアナウンスしています。そして、寝具メーカーと入浴剤メーカーで以下のようなイベントが2020年12月に行われていました。
12/11(金)「睡眠とWell-Being」がテーマのミートアップ開催~ゲストは寝具メーカー 西川と入浴剤メーカー バスクリン

Well-Beingは、“幸福”を意味します。良い睡眠は、何よりの幸せです。

心地よく入眠し夜中に起きることなく、気持ちよく目覚める。それこそがSDGsへの入口なのです。健康であるために。

記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)