SDGsについての生活者調査。脱プラ、ミニマリスト。断捨離したい、でも今すぐでなくても。
SDGsについての生活者調査。脱プラ、ミニマリスト。断捨離したい、でも今すぐでなくても。
電通が行った第3回「SDGsに関する生活者調査」。SDGsという言葉は、知っている人は知っているけれど、まったく知らない人も多でしょう。また、言葉を知っていても理解するのが難しい部分があります。改めて書きたいと思っていますが、SDGsを理解しようと、個人的にSDGsカードゲームのセミナーに2年ほど前に参加しました。そして、自分と遠い世界のものは理解しづらいものだと実感しました。自分と近いもの、具体的なものであれば分かることを感じました。
17の目標&169ターゲットで、2030年に向けて私たちがすぐにできることは何かを、ステイホーム週間に考えてみてはいかがでしょうか?
第3回「SDGsに関する生活者調査」結果では、
“生活行動の考え方に関する認知は、「脱プラ」がトップ。続いて「ミニマリスト」「シェアリングエコノミー」「サーキュラーエコノミー」に高い関心”
となっています。
目標14. 海の豊かさを守ろう と 目標12. つくる責任つかう責任 です。
やはりプラスティックゴミは分かりやすいです。海の打ち上げられたプラスチックの写真は衝撃的ですから。そして、多くのものを持たないこと。ものを共有すること(今は、なかなか共有が難しいですが)、などです。
こう考えるとできることがありそうです。
しかし、このように書くと、多くのものを持たず生きよう、断捨離しよう、と考えて、ステイホーム週間で、断捨離をされている方も多いと聞きます。そこで、少し考えていただきたいのです。ゴミ収集をしてくださる方のことです。今、テレワーク、在宅ワーク、休校で、家庭ゴミが増えています。それによって、時間通りに収集できない状況になっています。また、ゴミの捨て方によって感染リスクが非常に高い状態になっています。そういったことまで考えることこそが、持続可能な社会を作ることではないでしょうか? そこで、ゴミを捨てるタイミングを考えることも、SDGsに繋がるのではないかと思っています。今すぐでなくても、です。
部屋の中の掃除はもちろん今していただいた良いのですが、回収していただくタイミングを考えるなどでです。 今は、時間に余裕のある方と、家にも帰れない状態で働いている方の2極になっているように感じます。
また、エッセンシャルワーカー(私たちが生活を営む上で欠かせない仕事に従事している人々)と呼ばれる方に対する心ない言葉もニュースになります。そういうことも含めて、持続可能な社会を謳う2030年を迎えるために、今一番、私たちができることは、少しずつ優しさや余裕を持ち寄ること。そんな風に考ええいます。
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記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)